アナログであること

普段デジタルの恩恵を受けまくって生活しているが、割とアナログが好きだ。
人の手を介して紡がれるものが、たまらなく愛おしいと感じることは多い。

昔、師匠に「人の心に引っかかるのは、ひとつひとつ違う『ゆがみ』や『くせ』なんだよ」と教えられた。

完全でない、そこが魅力なのだと、この歳になって改めて気づく。
馬鹿みたいでも、時間がかかっても、正確でなくても、やっぱりアナログが好き。
間違いのない完璧なピッチで奏でられるコンピュータ音楽よりも、やっぱり生演奏が好き。

そういうものが、受け入れられる社会であり続けて欲しいと切に願う。

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